気候変動の影響から都心の「ヒートアイランド現象」は加速するばかりです。
気象庁の発表している気温と、ビル群の歩道とではかなり体感温度が異なります。
東京の明治神宮や日比谷公園、新宿公園に足を一歩踏み入れると「ひんやり」と感じるのは、植物が天然クーラーの役割を担ってくれているからです。また、植物は多くの二酸化炭素を吸収し固定化してくれています。
私達は、東北の地に現在、東京ドーム(4.7ha)の40個分に相当するぶ広大な土地の利用取得を目指しています。
この地で、国内でも最大級となる都心の緑化に不可欠な「植物の栽培」を行うプロジェクトを計画しています。
栽培する植物は、「屋上緑化」に特化した地被類、植栽や街路樹に使われている低木から高木まで多くの種類の植栽を「養木」する計画です。

今までは、造園業者様がそれぞれの用地において植栽を栽培されてきたのですが、それを「集中栽培」することで効率化を図ります。
当初は3万本の植栽栽培を目指しますが、DXとIo、AIを駆使することで栽培管理はワンオペレーション(1名)で行うことを目標としています。(定植や移植、運搬作業を除く)
造園業者様が、ネットを通じて枝ぶりや姿形などを見て購入が出来る仕組みづくりに取り組んでいきます。勿論、個人での購入も可能です。
地方に散在する放棄地の活用法の一つであり、都心の緑化に必要な植物を大量に安価に供給するシステムを構築してCO2削減の一端を担うのが目的です。林業は海外の安い木材に追われているだけではなく、高齢化問題も大きな課題となっております。急峻な斜面での作業は余人が想像する以上に危険で大変な作業です。
おそらく私共の試みが初となると思いますが。荒廃地で「林業の平地化」を行うことで、
効率的な栽培で価格を抑えられると同時に輸送マイレージも抑えられるので、CO2の排出も削減できると見込んでおります。

私達は、この緑化用資材の栽培地を「地方の創生」にも寄与する事業にしたいと考えています。
具体的には、地方創生を実現するには人が集まる「にぎわいの創出」が必要だと考えています。
緑化資材は、雇用は生み出せても、その多くを販売してしまうので「にぎわいの創出」には余りお役に立てないと考えています。
私共は「そば栽培」「いちご」「りんご」等の栽培を通して、販売するのではなく人を集めるコンテンツとして「観光農園」の併設を計画しています。年間8万人の来園を目標としています。人が集まる場所を作ることが地元の活性化に繋がると考えています。特に、そばによる町おこし、イチゴの集客力はまさにキラーコンテンツでもあります。

国内でも最大級の「いちご農園」の経営を検討しています。栽培棚も従来の架台式ではなく最新の「浮遊式」栽培を行う計画をしています。「いちご」は観光農園のキラーコンテンツのひとつではありますが、その他にも大きな理由と目的があります。ひとつは、来園者がその場で摘んで、食べて頂けることから「輸送や摘み取りの工数」が削減できるメリットがあります。イチゴは、皮が非常に薄く柔らかいことから自重で輸送中に潰れたり、傷んだりして商品価値を落すことがあります。また、摘み取りもロボットなどを使い収穫することもまだ、実用化の段階にはありません。また、私達が計画している「CO2削減テクノロジー」で算出されたCO2をイチゴ栽培に使用し、成長速度を上げる実用化を目的としています。

連日のようにクマの出没や被害が報道されています。
今年はすでに出没件数や被害数は、昨年を超え過去最高となる見込です。
報道で「命に別条がない」と報道されると軽症に思われるかもしれませんが、目や鼻、耳を失くされたり、その後の生活に大きな支障をきたす被害者の方が多いとも聞いております。
クマがこれほど出没する理由は、異常気象による森の中の食糧不足が一番と言われています。また、過疎化により山里が荒れ、人と野生動物の境界線が曖昧となっていることも影響しているものと考えられています。クマだけではなく、タヌキやサル、イノシシなどの野生動物による農産物被害も深刻です。農水省の調べでは、その被害額は年間160億円にも及ぶとされています。
私共の「緑化資材の栽培」や「そば、イチゴやリンゴ」栽培は、この影響をまともに受ける事となります。その被害を最小限にするために「クマ・鳥獣害被害防止」の一つとして、必要に駆られてドローンを活用した駆除と保護プログラムを立ち上げました。鳥獣害被害の防止には、柵や電気柵、音響などによる防御策が講じられてきました。しなしながら、野生動物の学習能力や慣れにより徐々に効果が薄れてしまっていることも事実かと思います。
特に、クマは陸上の食物連鎖のトップに位置しており地元住民の皆様、観光客の生命と財産が危機に瀕しています。クマの生態はまだそのすべて解明できていない事や生体数も正確にはカウントできていない状況にあると聞き及んでします。
私共が利活用するドローンは、どこから出没するかわからないクマを24時間365日上空から監視し、いち早く人里への出没を察知、周辺の皆様に危険を知らせるだけではなく、猟犬のように追尾しリアルタイムに現在位置を把握することができます。ドローンは移動型ですので、固定カメラや柵では対応できないことが可能となります。また、鳥獣保護法の範囲内で撃退手段を講じて追い払うことも検討しております。
しかしながら、柵や固定カメラ、ドローンなどでは抜本的な解決にはなりません。人が立ち入れないような危険な場所に餌場を作る等の「保護プログラム」も必要と考えております。
私共は、年内を目標に大学や公共機関の研究者をネットワーク化し、クマをはじめとする野生動物被害を最小限に食い止めるプログラムをご提供致します。
栽培地の完成予想図

イチゴ栽培施設の完成予想図(5haを想定)
