DAC(Direct Air Capture)
「大気直接回収技術」の略で、大気中から直接CO2を回収する技術です。。
DOC(Direct Ocean Capture)
「海洋直接回収技術」の略で、海水に溶け込んだCO2を回収する技術です。

どちらも気候変動対策としてCO2を削減・除去する「ネガティブエミッション技術(NETs)」として注目されています。
私達がビジネスモデルとして掲げている「どうしてもなくせないCO2」の吸収・削減の有力な最新テクノロジーです。

DAC/DOCがどのように優れた技術であり効率性が優れていたとしても一番大きな課題は、取り出したCO2の「商用化」だと考えます。換言すれば、取り出したCO2をどのようにマネタライズするかです。
建築資材であるコンクリートに混ぜる、地下深くに固定化貯蔵するなど様々な施策が考案されています。
しかしながら、CO2をマネタライズをする具体的な方法はありません。

私達は、そのCO2を「農業・林業」での利用拡大を通して、マネタライズを促進していきます。
植物に高濃度のCO2を与えると、成長が促進されることは旧知の事実です。施設栽培農家ですでに利用されていますが、コストの問題から一部利用に限られています。
私達は、旧来のコストの1/5以下でCO2を農家にデリバリーすることを目標に、CO2の農業分野での利用拡大を進めて参ります。
また、私達が自営する予定の国内最大級の植栽・観光農園内でも利用することで、私共が最大の需要家となります。
自らが製造→農業利用→評価→改造→製造の一連の工程を行うことでより農業の実情に最適化した製品・サービスを提供して参ります。

農業分野(施設栽培)では、早くからCO2を活用しています。通常の空気中のCO2の濃度400ppmを1,200ppmに高めることで成長速度が上がるからです。特に「イチゴ」「トマト」等の果菜類の施設栽培、植物工場での「葉物野菜」栽培、「種苗」の育成ではCO2を購入して利用されています。しかしながら、効能は知りつつもCO2のボンベ価格が高いことからCO2を日常的に使用している栽培農家は全体の3~5%に過ぎません。私達は、CO2ガスを安く、軽便に利用できるサプライチェーンの構築や製品のサービスに努めていきます。